女子ワールドツアー初戦 ストラーデ・ビアンケ出場へ


萩原麻由子の2016シーズン欧州初戦は、2月27日に開催されたベルギー・フランドル地方のクラシックレース、オンループ・ヘット・ニュースブラッド(UCI1.1)でした。男子のレースと同様にいくつもの石畳区間や急坂を越える厳しいレースで、チームの最高位は、クロエ・ホースキング(オーストラリア)の7位となり、萩原麻由子はトップから8分56秒差の68位でゴールしました。苦手なコースではありましたが、思うような走りができず、チーム全体の結果としても悔しさが残るレースとなりました。

その後、ベルギーに残り、3月2日開催のル・サミン(UCI1.2)に出場する予定でしたが、レーススケジュールが急きょ変更となり、3月5日にイタリアのトスカーナ地方で開催されるストラーデ・ビアンケ(UCIワールドツアー)への出場が決まり、3月2日の飛行機でイタリアへと向かいます。

ストラーデ・ビアンケは、イタリア語で“白い道”を意味するもので、未舗装路がコースに組み込まれるのが特徴です。世界的にも人気を誇るレースで、美しいトスカーナ地方の風景のなか、選手たちが白い砂煙をあげて走る姿は圧巻です。男子のレースも同日に開催されますが、女子のストラーデ・ビアンケは、シエナをスタート/フィニッシュ地点とする121.0kmで、途中7ヶ所の未舗装区間を越えます。

またストラーデ・ビアンケは、今年からUCI(国際自転車競技連合)が導入した”UCI女子ワールドツアー”の初戦にあたり、このシリーズに組み込まれる年間17戦が、女子ロードレース界の最高峰カテゴリーになります。

●ストラーデ・ビアンケ 公式ホームページ
http://www.strade-bianche.it/it/

●UCI女子ワールドツアーについて
http://www.uci.ch/road/news/article/uci-women-worldtour-top-level-racing-worldwide/

4月中旬までのレーススケジュール(予定)
3月5日 Strade Bianche(イタリア、ワールドツアー)
3月20日 Trofeo Alfredo Binda – Comune di Cittiglio(イタリア、ワールドツアー)
3月30日 Pajot Hills Classic (ベルギー、UCI1.2)
4月4日 Grand Prix de Dottignies(ベルギー、UCI1.2)
4月12日 Durango-Durango Emakumeen Saria(スペイン、UCI1.2)
4月13-17日 Euskal Emakumeen XXIX Bira(スペイン、UCI2.1)

萩原麻由子のコメント
「急きょ変更で、ワールドツアー初戦のストラーデ・ビアンケ参戦が決まりました。チーム全体でレース予定の変更が相次ぐなか、私の予定も当初とは異なっていますが、良い方向に進んでいます。

先日の自身の初戦オンループ・ヘット・ニュースブラッドは、内容結果ともに悪く、久々に走る欧州のレースの洗礼を受けました。終日位置取り争いに苦しみ、レースに苦しみ、自分の調子の悪さに苦しみ、兎に角苦しい一日でした。チームのエーススプリンターも機材トラブルに見舞われたり、チームとしても苦い初戦となりました。

また今年は五輪イヤー、そして春のクラシック初戦とあり、例年とは違う集団の雰囲気を感じました。レース後にチームメイトとも話しましたが、例年よりも集団全体がナーバスで殺気立っている。そしてこの時期にして仕上がってきている選手が例年より多いため、レースの感じがいつもよりタイトで難しい、と皆口を揃えて言っていました。これが五輪イヤーなのか、と肌で感じつつも、レースの重要なところはいつもと同じで、そこを『逃してしまった』と気づけるようになったことだけでも、進歩したと自分を納得させ次戦へ向かいます。

次戦ストラーデ・ビアンケはダートの登りを含む、さらに難しいレースとなります。去年出場しましたが、ダート区間で遅れ、ダートの登りで時々車輪をを滑らせながら、『石畳の方がまだましだ』と思ったのが記憶に新しい。

今年はさらにコースのタフさ難易度が増し、当日雨風の予報、地獄絵図が簡単に目に浮かびます。この中で、よく集中し、チームから与えられた自分の役割を全うできるよう頑張りたいと思います。チームとしても欧州開幕戦からまだ軌道に乗れていない感があるので、チームとしても結果を出せるよう、そこへ全力投球で頑張りたいと思っています」

今後とも皆さまのご支援をよろしくお願いします。


写真:オンループ・ヘット・ニュースブラッドで68位でゴールした萩原麻由子 (C) 橋川健